2017年2月20日月曜日

パチスロとネトゲにハマった私がやめた理由


みなさんパチンコ屋さんってご存知ですか。

どうでもいい人にとっては、うるさいし、タバコ臭い。

しょうがない。トイレ借りるかみたいな(笑)



就職して間もない頃、先輩の1人がパチスロで大勝ちして帰ってきました。

パチンコの経験は若干ありましたが、何が面白いんだか分からない。

というのが正直な感想でした。

上機嫌な先輩はこう言います。

「パチスロやったことないなら今から行こう。教えてやる。」

あれからもう20年近くなりますが、ハッキリその日の事を覚えています。

二人とも負けました(笑)

しかしそれはきっかけに過ぎませんでした。

面白さに自分で気付いてしまったからです。



激しい大当たり演出の光、荘厳なファンファーレ、自分で絵柄を揃える喜び。

時代は4号機。クランキーコンテストやサンダーVが華々しくホールを飾ります。



なぜか初めにハマったのはキングガルフでした。(爆)

先輩に勧められるがまま打ったのがファーストコンタクト。

普段は\20,000突っ込んで、\30,000戻るか0かくらいの荒れっぷり。

当時の給料からすると実に毎日月給の1~2割ほどをやり取りしているわけです。
アホだな。

ただ、いわゆる「状態」を引くと延々と当たりが出るタイプで、一撃7,000枚の時もありました。

当時はまだ大量獲得機が出回る前で、破格の獲得枚数を誇ったのです。

その後、裏物と呼ばれた彼らはホールから撤去され、本格的に技術介入時代に突入します。



クランキーコンドルで一大ブームとなった技術介入要素ですが、名機「花火」の登場は衝撃でした。

よりゲーム性が増し、通常ゲームにも期待を持たせる演出面が高められていきました。

私が一番ゲーム数をプレイしたのは、花火、VERSUS、大花火のアルゼ勢です。

サミーですが、獣王なんて景品のサントラまでまだ持ってますよ。

平日は就業後から閉店or資金が尽きるまで。

休日は開店から閉店or資金が尽きるまでプレイしていました。

一日8,000ゲーム以上回した日がどれだけありましたっけ。



単に大当たりして喜ぶ遊び方から、どうやって恒常的に負けずに遊べるかへシフトします。

情報誌もこぞって技術介入、機械割といったプレイヤーのスキルやプライドを煽るような内容が増えていきました。

プレーする側も確率を如何に理解しているか、どれだけレアな演出を見たかなど、打ち手が酔っぱらいのおじさんから、イカツイお兄さんに変わった過渡期でした。

当時の彼女には未だに申し訳ない気持ちでいっぱいです。

何度も状態中にやめたおじさんの台譲ったんですけど、罪滅ぼしにはならないですね(笑)



そんな私に転機が来ます。

辺境の寂れた町への転勤です。

転勤先はパチンコ屋さんも時代が止まったかのようなところで、まず勝つことが不可能でした。

一人暮らしを始めた矢先で資金的にも乏しく、きっぱり辞められました。

また、同時に自宅に初めてインターネット環境が来たことが大きかったのでしょう。

時間の使い方を変えるきっかけとなりました。



別記事で少し触れていますが、ここで私はMMORPGと出会います。

当時は黎明期で大小のMMOが乱立し始めていた時代。

基本無料のRPGをつまみ食いしつつ、行き着いた先は、Night Onlineといいます。

没入感は違うでしょうが、SAOを見た後みんなが感じたと思うんです。



似たような感覚を経験したことがあると。

ネットの向こう側に広がる世界、もう一人の自分、リアルにはないコミュニケーション、共有する体験、時間。


初めて一人暮らしを始めたばかりの私はハマりました。

いつしか寝る間を惜しみ、PCの前に寝るようになります。

理由をつけては仕事を休み、仕事に行ってもログインしたまま。

リアルよりもネトゲでの約束を優先。

「日曜は戦争あるから」

何を言ってるんでしょう(笑)

そしてNight Onlineはいわゆるクリックゲーより、少しだけプレイヤースキルが勝敗に影響するタイプのゲームでした。

  • よりレアなアイテムをドロップした瞬間
  • キルログで自分のIDが流れる喜び

そう。

まさに満たされていた欲求は、パチスロを辞めた事で失った快感そのものだったのです。

それに気付いた時、数年間課金した事も忘れ、ログインするのを辞めました。



今でもクリックゲーを見ると、ジャグラーやゴールデンベルを思い出します(笑)

後悔はありません。

パチスロもMMORPGもすごく面白かった。

ですが、今も同じように楽しめるでしょうか。

求めているものが得られる。

快感です。

そのために犠牲になるものに目を瞑れば。

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