2017年3月8日水曜日

支払督促やってみた

Mukeです。

歌ってみた的なノリでやった訳ではありません(笑)

以前、仕事で債権管理をしていた時の事。
事務的な手続きを一から自分でやってみたお話です。

顧問弁護士さんに名前をお借りしたり、書類に助言をいただいたものの、ほぼ1人でなんとかなりました。

プライベートでやりたい?と聞かれると

「出来るけど、自分でやるかはケースによる」

と答えるでしょう。


幾つかキーワードを挙げます

  • 費用がかかる
  • 時間がかかる
  • 結果が出ない

どうでしょう。

やりたくないでしょ?(笑)


解説します。

まず、費用です。

裁判所へ行う手続きは、何から何までお金が掛かります。

訴額にもよりますが、手数料に送料を含めると、個人レベルでは結構な額になります。

具体的な手続き費用は、裁判所のウェブサイトで公開されています。

調べても分からない場合、裁判などの手続きに向かない方なので諦めましょう。

請求額に含める事も出来ますが、負担は生じますので、説明は割愛します。

裁判所の窓口に行けば、ある程度、相談にも応じてくれます。

弁護士さんに相談にでも行こうものなら、時間単位で相談料が掛かります。

また、手続きに伴う自分の人件費も考慮してください。


関連して、時間です。

支払督促は、相手の住所地を管轄する簡易裁判所に申し立てる必要があります。

裁判所へ度々足を運んだり、債務者の居所や財産調査を行う必要があります。

実時間のほか、手続きのフェーズごとに法定の期間を設ける必要があり、

今日やって明日結果が出るようなものではありません。

スケジュール管理の必要も出てきます。

この時点で面倒だなーと思う方は、向いていないので諦めましょう(笑)


もし債務者が内容に異議を申し立てれば、民事訴訟に手続きが移行します。

費用もさらに嵩みます。

法廷で原告側代理人として出廷しましたし、

司法委員が仲介して和解したケースもありました。

法服にちょっと萌えました(笑)



そんなこんなでようやく

「仮執行宣言付支払督促」

を勝ち取ります。


ところが、相手方に払う意思が無い場合、

  • 差押できる財産があるか
  • 差し押さえたとして換価できるか

など新たな問題を抱えることとなり、速やかに結果に結びつきません。

ですので、オススメは

  1. 訴額が費用以上に大きい
  2. 時間と手間を惜しまない
  3. 相手方の住所が近い
  4. 相手方の支払(差し押さえる財産)が見込める

 全ての条件を満たすケースだと考えます。

また、

  • 弁護士の介在を匂わせる催告書
  • 訴訟による抵抗感

で、支払に応じる効果は見込めます。

ただ、この時点で意に介さないタイプは、その後も自発的な支払には結びつかないように思います。

なお、前述のケースに当てはまらないような場合、プライベートで債権を保全する必要がどこまであるかは疑問です。

よって、消滅時効の中断だけを狙った支払督促もオススメしません。


結論。お金は大事だよー。

私は昔から

友人にお金を貸す=あげる

だと思っています。


そのくらいの気持ちで貸せる友人は、数えるほどしかいませんけどね(笑)

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