歌ってみた的なノリでやった訳ではありません(笑)
以前、仕事で債権管理をしていた時の事。
事務的な手続きを一から自分でやってみたお話です。
顧問弁護士さんに名前をお借りしたり、書類に助言をいただいたものの、ほぼ1人でなんとかなりました。
プライベートでやりたい?と聞かれると
「出来るけど、自分でやるかはケースによる」
と答えるでしょう。
幾つかキーワードを挙げます
- 費用がかかる
- 時間がかかる
- 結果が出ない
どうでしょう。
やりたくないでしょ?(笑)
解説します。
まず、費用です。
裁判所へ行う手続きは、何から何までお金が掛かります。
訴額にもよりますが、手数料に送料を含めると、個人レベルでは結構な額になります。
具体的な手続き費用は、裁判所のウェブサイトで公開されています。
調べても分からない場合、裁判などの手続きに向かない方なので諦めましょう。
請求額に含める事も出来ますが、負担は生じますので、説明は割愛します。
裁判所の窓口に行けば、ある程度、相談にも応じてくれます。
弁護士さんに相談にでも行こうものなら、時間単位で相談料が掛かります。
また、手続きに伴う自分の人件費も考慮してください。
関連して、時間です。
支払督促は、相手の住所地を管轄する簡易裁判所に申し立てる必要があります。
裁判所へ度々足を運んだり、債務者の居所や財産調査を行う必要があります。
実時間のほか、手続きのフェーズごとに法定の期間を設ける必要があり、
今日やって明日結果が出るようなものではありません。
スケジュール管理の必要も出てきます。
この時点で面倒だなーと思う方は、向いていないので諦めましょう(笑)
もし債務者が内容に異議を申し立てれば、民事訴訟に手続きが移行します。
費用もさらに嵩みます。
法廷で原告側代理人として出廷しましたし、
司法委員が仲介して和解したケースもありました。
法服にちょっと萌えました(笑)
そんなこんなでようやく
「仮執行宣言付支払督促」
を勝ち取ります。
ところが、相手方に払う意思が無い場合、
- 差押できる財産があるか
- 差し押さえたとして換価できるか
など新たな問題を抱えることとなり、速やかに結果に結びつきません。
ですので、オススメは
- 訴額が費用以上に大きい
- 時間と手間を惜しまない
- 相手方の住所が近い
- 相手方の支払(差し押さえる財産)が見込める
全ての条件を満たすケースだと考えます。
また、
- 弁護士の介在を匂わせる催告書
- 訴訟による抵抗感
で、支払に応じる効果は見込めます。
ただ、この時点で意に介さないタイプは、その後も自発的な支払には結びつかないように思います。
なお、前述のケースに当てはまらないような場合、プライベートで債権を保全する必要がどこまであるかは疑問です。
よって、消滅時効の中断だけを狙った支払督促もオススメしません。
結論。お金は大事だよー。
私は昔から
友人にお金を貸す=あげる
だと思っています。
そのくらいの気持ちで貸せる友人は、数えるほどしかいませんけどね(笑)
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