2017年2月12日日曜日

情報処理技術者試験


情報処理技術者試験ってご存知ですか。

就職した頃は、職場のPCといえばオフコンというか、業務システム専用の共有端末で。

あまりパーソナルなものではありませんでした。

ですから、業務システムへの入出力がメイン。

いわゆるワープロ機能は書院が活躍していました。

まだ実家にも1台眠ってます。

その後1人に1台端末が配布されてもなお、情報処理技術者試験なんてものには興味がありませんでした。

転機となったのは、ある業務システムの新規構築を任された時です。

いわゆる発注者側のプロジェクト担当者ポジションで、あらゆる調整と決定に関わる役回りです。

プロジェクト管理はコンサルタントが担っており、初心者だった私でもなんとかスケジュールから遅延することなく進められました。

分かっていたことですが、コンサルタントと受注者側がしっかりした会社だった点が大きいだけで、担当者である私は無力感に苛まれていました。

また、受注者の営業はいわゆるITルー語調で

「何言ってんだこいつ」

感が強かったのですが、仕事は早く、出来る人間だったので少し悔しさがありました。

今になってみると結構普通に使ってる単語も多いのが怖いですが、初対面で多用する人はどうかと思います(笑)

コンサルタントや営業の名刺を見ると、何やら資格めいたものが書いてあるではありませんか。

そこで負けじとプロジェクトの最中、並行して資格取得を目指し勉強を始めました。

とはいうものの、実際凄まじい忙しさで、まともな時間には帰れません。

結局試験1週間前から問題集1冊、過去問をウェブサイトから解くの2点のみ集中して行いました。

問題集は何でもいいと思いますが、個人的にフザけた絵がついたものは信用してません(笑)



試験会場は私よりも若い人が多いので初めての時は戸惑いましたが、慣れると心地良くなります。

過去の統計情報もIPAが公開しているので、如何に自分が平均年齢から外れているか数字で実感させられます。

同会場で発注先のベンダー担当者が受験していたりすると、結果を聞くわけにもいかず、次に会うのが気まずいです(笑)

試験自体は高度試験でなければ、ある程度問題集がハズレでも過去問が完璧であれば許容できる範囲でした。

ITパスポートから順に基本情報、応用情報と進めていますが、次のステップが悩ましいですね。

新しく始まった試験区分である情報セキュリティマネジメントも受験しましたが、基本情報受験者は、ことさら受験するほどのものでも無いような気がします。

完全に見た目で判断しますが、他の試験区分での合格がなく、且つ企業でセキュリティを担当事務とする年配の方が目立ったように思います。

私を含めておっさんばっかりでした(笑)

2016年からは情報処理安全確保支援士制度が始まりましたが、まだどんな価値になるのか判断できない状態にあり、登録20,000円、更新140,000円の維持費が見合うかどうか見守っている人が多いようです。

士業に憧れはありますが、名目料としてはお高いのではないでしょうか。

そのうち価値が高まるといいですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿