2017年3月14日火曜日

逃げちゃだめだ≠業務改善

Mukeです。


業務改善よろしく。頼んだよー

なんていう上司がリアルに居たかは別として。

業務改善という言葉の響きが、もうマイナスのオーラを漂わせるようになって久しい昨今。

もう禍々しい敵がやってきたくらいの勢いで、明るい未来なんて絶対待ってない空気になりますよね。

私も畏まってギョウムカイゼンとか言われると、やっぱり身構えて

逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ

と某汎用人型決戦兵器搭乗ばりのプレッシャーを感じたものです。

今なら軽く

来たなプレッシャーby強化人間

くらいでしょうか


どうしても最初にイメージするのは大きな変化や大きな効果です。

結果を出したいという気持ちが先に来るが故に、壁も自然と自分で高くなるというもの



BPR(Business Process Re-engineering)という言葉があります。

業務フローの再設計というのが一番単純でしょうか。

業務のシステム化や業務システムの更新の際に、ベンダーが持ってくる提案書に良く書いてありますね。

BPR自体は非常に効果があると思います。

手法としては、フィット&ギャップ分析が良く用いられますが、現状As-isとあるべき姿To-beを比較して、ギャップを洗い出し、目標とする成果に向けて業務フローを調整していくというものです。

業務のプロセスを見直し、割りと根本的な改善を図るのが目的だと考えられます。

まぁ、大半の場合、パッケージシステムのフローに業務の方を併せてしまえば、ほとんど楽に解決するのですが。


さて、業務改善を求められた時に必要なものは、実はBPRのように大層なものでなくてもいいのではないでしょうか。


個人でお仕事をされている方はさておき、組織に所属して仕事をする以上、個人単位に何らかの目的、目標があると思います。

あなたに与えられた仕事はこれです。

いつまでに

何を

どんな状態

にしておかなければならないか

その結果が、上司や、一つ上のセクションなり、組織全体の目標達成に向けて、どういう意味があるか

目線を変える、立場を変えて見ると、必要なものが分かるような気になります。


最近は、経営資源の要素を

  • モノ
  • 情報
  • 時間


というようになりました。

以前は上の3要素といったものですが、情報と時間が加わりましたね。

業務改善とは、これらの要素の

  • ムリ
  • ムダ
  • ムラ

をどうやって減らしていくかという事に他なりません。

身の回りの小さな事からでも始められます。


  • 帳票は電子データのまま、印刷を減らして紙を節約する
  • 作業を見直して何分か早く出来るようになった


こういったものの積み重ねが意識を変え、好循環が生まれる背景になっていくと思います。


確かに周囲との関係や、組織風土もあり、なかなか自分の意識だけでは難しい面もあります。

「成功は自分のモノ、失敗は俺のせいじゃない」という人間の一般的な傾向について示した「自己奉仕バイアス」というものがあります。

否定的な意味で使われることの多い用語ですが、ある意味利己的になって成功体験を積み重ねていくことが、(後々の失敗も含めて)意識改革を伴った業務改善に繋がっていくのではないでしょうか。

私も遠慮せずに、まずは行動するところから始めています。

逃げちゃだめだというような負の感情から、来たなプレッシャーと楽しめるようになれば幸いですね。


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