業務改善よろしく。頼んだよー
なんていう上司がリアルに居たかは別として。
業務改善という言葉の響きが、もうマイナスのオーラを漂わせるようになって久しい昨今。
もう禍々しい敵がやってきたくらいの勢いで、明るい未来なんて絶対待ってない空気になりますよね。
私も畏まってギョウムカイゼンとか言われると、やっぱり身構えて
逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ
と某汎用人型決戦兵器搭乗ばりのプレッシャーを感じたものです。
今なら軽く
来たなプレッシャーby強化人間
くらいでしょうか
どうしても最初にイメージするのは大きな変化や大きな効果です。
結果を出したいという気持ちが先に来るが故に、壁も自然と自分で高くなるというもの
BPR(Business Process Re-engineering)という言葉があります。
業務フローの再設計というのが一番単純でしょうか。
業務のシステム化や業務システムの更新の際に、ベンダーが持ってくる提案書に良く書いてありますね。
BPR自体は非常に効果があると思います。
手法としては、フィット&ギャップ分析が良く用いられますが、現状As-isとあるべき姿To-beを比較して、ギャップを洗い出し、目標とする成果に向けて業務フローを調整していくというものです。
業務のプロセスを見直し、割りと根本的な改善を図るのが目的だと考えられます。
まぁ、大半の場合、パッケージシステムのフローに業務の方を併せてしまえば、ほとんど楽に解決するのですが。
さて、業務改善を求められた時に必要なものは、実はBPRのように大層なものでなくてもいいのではないでしょうか。
個人でお仕事をされている方はさておき、組織に所属して仕事をする以上、個人単位に何らかの目的、目標があると思います。
あなたに与えられた仕事はこれです。
いつまでに
何を
どんな状態
にしておかなければならないか
その結果が、上司や、一つ上のセクションなり、組織全体の目標達成に向けて、どういう意味があるか
目線を変える、立場を変えて見ると、必要なものが分かるような気になります。
最近は、経営資源の要素を
- 人
- モノ
- 金
- 情報
- 時間
というようになりました。
以前は上の3要素といったものですが、情報と時間が加わりましたね。
業務改善とは、これらの要素の
- ムリ
- ムダ
- ムラ
をどうやって減らしていくかという事に他なりません。
身の回りの小さな事からでも始められます。
- 帳票は電子データのまま、印刷を減らして紙を節約する
- 作業を見直して何分か早く出来るようになった
こういったものの積み重ねが意識を変え、好循環が生まれる背景になっていくと思います。
確かに周囲との関係や、組織風土もあり、なかなか自分の意識だけでは難しい面もあります。
「成功は自分のモノ、失敗は俺のせいじゃない」という人間の一般的な傾向について示した「自己奉仕バイアス」というものがあります。
否定的な意味で使われることの多い用語ですが、ある意味利己的になって成功体験を積み重ねていくことが、(後々の失敗も含めて)意識改革を伴った業務改善に繋がっていくのではないでしょうか。
私も遠慮せずに、まずは行動するところから始めています。
逃げちゃだめだというような負の感情から、来たなプレッシャーと楽しめるようになれば幸いですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿